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学科 | メディア学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 佐藤 卓己 |
タイトル | 『NHK紅白歌合戦』におけるジェンダー観 |
内容 | 本論では、性別対抗形式をコンセプトとして60年以上続く国民的番組『NHK紅白歌合戦』を題材にして、性別による組み分けの意義やジェンダー観の変化について考察している。時代が進むにつれて多様化した社会のジェンダー観に合わせて番組のジェンダー観も変化してきた。ただし、性別による組み分けのように番組のコンセプトとなるジェンダー要素は大幅に変えることができない。これらを踏まえて、ジェンダーに捉われる部分と捉われない部分についてそれぞれ論じ、番組内でジェンダーがどのように機能しているのかを考察している。そして、審査の観点から、公平性を生み出すジェンダーの機能について言及している。このように『NHK紅白歌合戦』をジェンダーの観点で考察することによって、ジェンダーとは不公平を招く可能性を孕む一方で、うまく機能させることによって公平性を生み出すものでもあること、つまり『NHK紅白歌合戦』はジェンダーをうまく機能させている番組であるという結論に至っている。 |
講評 | 「NHK紅白歌合戦におけるジェンダー観」は、「時代遅れ」と言われつつもなお40%以上の視聴率を誇る国民的番組を素材にジェンダー観の変遷を追った論文です。論文に限らず、「一点突破・全面展開」は有効です。この論文は紅白という素材、ジェンダーという視点に徹底的に絞ることで全面展開に成功しています。 |
キーワード1 | ジェンダー |
キーワード2 | 『NHK紅白歌合戦』 |
キーワード3 | 性別対抗 |
キーワード4 | 異性装 |
キーワード5 | 公平性 |
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