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学科 教育文化学科
年度 2010
ゼミ名 宇治郷 毅
タイトル 「日本と韓国の英語教育」~韓国の英語教育から日本が学べることは何か~
内容 今日、グローバル化社会へと発展している中、「英語が話せて当然」と言われ英語教育への強化が見直されている。日本では、長年にわたり中学校・高等学校・大学と英語教育に膨大な時間と費用を費やしてきた。しかし一向にこれといった効果はまだ見られていない。本論では、2011年度から日本の初等教育において、英語の授業が導入されるという動きに焦点を当てる。そして、日本より10年先に韓国が英語教育を導入した事情を分析し、そこから日本が学べる点は何か、ということについて研究を行った。
 まず日本と韓国の英語教育の現状と歴史をまとめ、そこから日本の英語教育に軸をおき、課題や問題点の考察を行った。その結果、児童や生徒に対する現在の英語教育においてより学ぶ意欲を高める授業や試験の必要であること、また教師自身の研修を通して授業力を高めていく必要性があることが分かった。それゆえ、現時点で初等教育に英語教育を導入するのは多くの問題があるという意見が多くあった。初等教育で英語教育を導入するということは、思っている以上に慎重に取り扱う必要性があるのだ。
講評 韓国と日本の英語教育の歴史と現状の特徴や相違が豊富な資料によって具体的に明らかにされた。また日本の初等教育に英語が導入されることの問題点が多角的にかつ詳細に言及されている点が評価できる。先行研究も十分にふまえられた論文となっている。
キーワード1 英語教育(韓国)
キーワード2 英語教育(日本)
キーワード3 英語教育(歴史)
キーワード4 英語教育政策
キーワード5 初等教育
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