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学科 教育文化学科
年度 2010
ゼミ名 宇治郷 毅
タイトル 海外日本人学校の現況と課題 ~特に教育制度を通して考える~
内容 本稿の目的は海外日本人学校の教育制度から今後の課題を考え、方向性を明らかにすることである。海外日本人学校に通う児童生徒の数は年々増加傾向にあるのは明らかな事実だ。本稿ではまずその歴史、在留邦人の動向、教員派遣や在外教育施設の概要は文部科学省の資料を参考にした。他に海外日本人学校への聞き取り調査を行い、各学校での教育課程、現地との交流、独自の交流を調査し海外子女教育に求められているものは何かを考え、海外日本人学校の見解を調査した。
 海外日本人学校は心の拠り所だけでなく特別支援教育という点からも今後力を注いでいかなければならない。しかし海外日本人学校は外国の中で日本人社会を築いてしまっているという問題点が考えられた。
海外日本人学校では現地との交流は積極的ではあるがそこにも、問題点が存在している。海外子女教育に求められていることは日本に帰国した後の適応性ではなく、日本人としての心を持った国際理解を深める手がかりになる者である。海外日本人学校の現状を調査し問題点を考え今後の課題を明らかにして、最後に、海外日本人学校に今求められているものは何か、特に日本への適応性教育と交際理解教育はどのように行われるべきかについて考察した。
講評 海外日本人学校、海外子女教育の歴史と現状について、多くの資料を通じて正確にまとめられた。アメリカの日本人学校の事例が取り上げられ、その問題点についても言及された。特に国際理解教育の必要と現地における交流のより積極的な必要を指摘したことが評価できる。
キーワード1 海外日本人学校
キーワード2 海外子女教育
キーワード3 帰国子女教育
キーワード4 国際交流
キーワード5 国際理解教育
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