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学科 教育文化学科
年度 2010
ゼミ名 宇治郷 毅
タイトル 韓流が日本に与えた影響
内容  2004年に日本で「冬のソナタ」に象徴される「韓流ブーム」が起こった。この出来事はそれまでの日韓関係に大きな変化を与え、歴史的にも意義のあることであった。何よりもまず多くの日本人に韓国という国を意識させたことが一番の功績と言えよう。戦後から近年まで日本人は韓国に対して優越意識を持ってきたが、韓流ブームによってその意識が大きく変わるという結果を生んだのは間違いない。しかしもちろん日韓に与えた影響は良い面ばかりではない。メディアによる過剰なまでの韓流ブームの報道で、それに反発する動きも大きくなってきたのである。韓流という言葉が広まっていくことに比例して、「嫌韓流」という言葉も広がり、その類の書籍が100万部を売り上げるなど、新たな差別意識を生み出すというマイナス面も顕著に表れている。本論文では韓流の良い面悪い面を詳しく検証し、今後の韓流のあるべき姿や、韓流が日韓友好の架け橋になるために何が必要なのかを論じていく。
講評 韓流の実態をドラマ、映画、音楽などで具体的に記述した。また、なぜ、どのように韓流が日本社会に影響を与えたかという問題を、「冬のソナタ」に対する日本の中高年女性の心理や行動を詳しく分析することにより、明確にした点、また「嫌韓流」の問題点も指摘した点が評価できる。文章も明晰であった。
キーワード1 韓流
キーワード2 冬のソナタ
キーワード3 嫌韓流
キーワード4 日韓関係
キーワード5  
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