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学科 | 社会学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 大学生の居場所としてのシェアハウス |
内容 | 本稿では、友人同士のシェアハウスが居住者にとってサードプレイスや居場所となり得るかを探り、調査結果をまとめている。第1章では、現代の居場所問題とOldenburgのサードプレイス理論を導入し、シェアハウスの特徴や経済的メリット、新たな価値の創出に焦点を当てた。また、日本のシェアハウスが交流型とマイプレイス型に分かれることを示した。第2章では、1章での理論を踏まえて寮生活やシェアハウスを営む人への実地インタビューを行い、会話の重要性や平等性の重要性、ルールの少なさがシェアハウスが機能する理由となっていることが明らかになった。論文はシェアハウスが居住者にとってサードプレイス的な役割を果たしている可能性を示唆し、新型コロナウイルス感染症の影響などを踏まえて「居場所」や「サードプレイス」の重要性について再考する必要性を述べている。 |
講評 | コロナ禍は社会的孤立を引き起こすと同時に、若者たちを中心に様々なサードプレイスや居場所を生み出した。ここではまず理論的な整理がなされると同時に、自らも体験したシェアハウスの事例について、住人の一人一人にインタビューを行ない、家族やクラブとは異なる人間関係の可能性を発見している。コロナ禍の時代の記録としても貴重な論文である。 |
キーワード1 | サードプレイス |
キーワード2 | 居場所 |
キーワード3 | シェアハウス |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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