| 詳細 | |
|---|---|
| 学科 | 社会学科 |
| 年度 | 2023 |
| ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
| タイトル | 本屋は廃れるのか ―書店業界の現状と課題― |
| 内容 | 近年、書店が年々減少していると言われている。その主な原因として、本に関するものの多様化が考えられる。電子書籍やオーディオブックによる移行で、紙媒体の本を利用する機会が減ったことが挙げられる。それに加えて、ECの発達によりインターネットショッピングの利用が増え、直接店舗に足を運ぶ必要性が無くなったと言える。一方で、生き残っている書店、衰退とは反対に増えている書店も存在している。それらの書店には、ただ「本を売る」という点のみならず、「空間や機会を提供する」という点に力を入れている。実際に書店に訪れることでしか得ることが出来ない出会いや経験を提供することで、書店の価値を見出している。また、本の多様化により、本の可能性は広がったのである。書店離れは続くと考えられるが、一方で従来とは異なる書店へ変化する途中だとも言える。リアル書店は今後も廃れることはなく、人々が求める場所になるだろう。 |
| 講評 | 書籍がデジタル化・ネット化して久しいが、現在も成長している書店を調査したところ、書籍以外の空間や時間を提供していることがわかった。それは興味深い現象であるが、むしろ書店というと街中の小さな店舗であり、コミュニティの基盤となってきた。従来型の書店は廃れるのか、新しい書店は代わりになりうるのか。さらなる考察が求められる。 |
| キーワード１ | 電子書籍 |
| キーワード２ | 空間や機会の提供 |
| キーワード３ | 書店離れ |
| キーワード４ | |
| キーワード５ | |
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