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学科 | 社会学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 姫路城とその城下町の観光業の発展について―姫路駅から姫路城に続く商店街一帯の取り組みを中心に― |
内容 | 本論文では、姫路城とその城下町の観光ギャップに着目し、城下町の中核をなす商店街を調査の中心に据えながら、今後の姫路観光の更なる発展に向けた検討を行った。姫路市ではこれまで、姫路城一強の観光が課題とされてきた。これに対し行政は、城下町への周遊性を高める“ウォーカブルな街づくり”を行う方針を示している。現在、謎解きやイルミネーションなどが開催されているものの、その他城下町に特徴づけられる“城下町らしさ”をテーマとしたコンテンツに欠けている事が考えられる。一方、城下の商店街は観光シフトが進められている転換期にあるが、以前の小売を中心とした市民向けの商業形態から観光客も対象とした形態へとシフトする中、各店舗がそのバランスをどうとるかという点が1つ課題となっていた。姫路城下町全体が更に発展するには、市民の生活との調和を取りつつ、時代のニーズを捉えた観光業を展開していく必要があると考える。 |
講評 | 一般に、城があって自然に城下町ができると考えがちだが、日本で最も有名な姫路城の場合、付近の街はむしろ工業地帯で働く人たちの生活を支える市場として発展した。その工業地帯が衰退しつつある現在、街は観光都市として生まれ変わろうとしている。都市の発展と変化を考える上で見落としがちな点を分析した貴重な論文である。 |
キーワード1 | 姫路城下町 |
キーワード2 | 商店街 |
キーワード3 | ウォーカブルな街づくり |
キーワード4 | 回遊性 |
キーワード5 | |
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