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学科 社会福祉学科
年度 2010
ゼミ名 木原 活信
タイトル 障害者の福祉用具が果たす役割とは―福祉用具の現状とこれからのあり方―
内容  福祉用具は, 高齢者や障害者などの日常生活に大きな役割を果たす. しかし, 実際に福祉用具とはどういったものを指し, どのような働きをしているかという具体的なことに関しては, あまり知られていないのではないだろうか. 本論文では, 身体障害者の移動に関する福祉用具に着目し, それらの現状や課題をインタビュー調査の実施を通して明らかにした. その結果, 問題点としては福祉用具貸与や購入の際の介護保険制度の限度額や福祉用具に対する認知度の低さが指摘された. また, 日本における福祉用具の評価システムの確立が遅れていることも示唆された. その人がその人らしく生活するためには, 福祉用具を「必要な人が必要な時に必要な分を利用できる社会」であることが前提である. 福祉用具はその部分に応えるためにも, 最大限の力を発揮するべきであると考察された.
講評 障害者の福祉用具が果たす役割について精緻に丁寧に議論したものである。福祉用具の現状とこれからのあり方というテーマに、一貫してとりくんだ力作となった。弓道との両立もこなし、文字通り文武両道の王道をひた走った姿は、同志社の誇りである。ゼミ発表のときから、順序立てて丹念に資料を集め、それを読み込み、またインタヴュー調査を行い、問題点を明らかにしていった誠実な態度は高く評価できる。最終的に論文として自身の言葉でまとめることができたことも評価できる。さらなる飛躍を。
キーワード1 福祉用具
キーワード2 障害者
キーワード3 自立
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