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学科 社会学科
年度 2023
ゼミ名 小林 久高
タイトル 不安の時代を生きる若者たち――人生の当事者となるために――
内容 現代にいたるまで、我々は加速度的に発展し続けてきた。しかし、現代においてはその発展も減速し、我々はこれまでと異なる生き方を迫られるようになった。絶えず成長することが前提だった近代と比べ、現代は漠然とした不安と停滞に包み込まれた時代である。そのような世の中で、不安に押しつぶされることなく生きていくために必要なものを本稿では考察した。具体的には、生活満足度や不登校、自殺のデータを用い、幸福感と将来への不安感が両立している現代の実態を確認した。その後、大学生を対象に現在の生活に対する満足感尺度と将来への不安感尺度を組み合わせて作成した類型を用い、どのような要因がそれぞれの尺度に影響を与えるのか検討した。結果、気の置けない関係を持てる相手が多く、自己肯定感を高く持つことで現在の生活に対する満足感、将来への希望を持てることが明らかになった。
講評 現代社会における若者たちの閉塞感や不安について、公的データならびに個票調査データの分析を通して明らかにした計量的論文。最終部分にある論者の吐露「不安の時代に生きるということ」を論文にもっと反映できればなあと思った。
キーワード1 若者
キーワード2 不安
キーワード3 自己肯定感
キーワード4  
キーワード5  
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