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学科 社会福祉学科
年度 2010
ゼミ名 木原 活信
タイトル 地域における非行少年の立ち直り支援のかたち―少年サポートセンターの立ち直り支援活動を通して―
内容  本論文は,地域における非行少年への立ち直り支援を,少年サポートセンターの立ち直り支援活動を事例に考察したものである.
 はじめに問題提起と目的を述べ,少年非行の現状について分析した.まずキーワードの「非行少年」を定義し,処遇の流れと,少年非行の動向についてまとめ,少年非行の再犯率の高さについて指摘している.また,非行少年の特徴について述べ,どのような支援が必要かを考察した.少年サポートセンターの立ち直り支援活動を支援のかたちの一つとして事例にあげている.非行少年の再犯率の高さや,補導のみでその後の対応がなく,潜在化されている非行少年の危うさを指摘し,立ち直り支援活動の必要性について論じた.最後に,非行少年への支援の課題について考察した.非行少年は,いずれも地域に帰り暮らしていくことを考え,地域社会が連携・協働しなければならないことを指摘し,地域の立ち直り支援の充実の必要性を述べた.
講評 地域における非行少年の立ち直り支援のかたちについて、少年サポートセンターの立ち直り支援活動を事例にしながら議論したものである。非行を犯してしまう子供たちを「問題児」として対象化するのではなく、その子たちへの温かい眼差しが印象的であった。ただ、論文へのとりかかりへの時間の制約から、主題への十分な論理展開が十分に進められず、それを深化できなかったのは残念であった。福祉現場で残された課題とその現実に一層向き合ってほしい。
キーワード1 非行少年
キーワード2 地域
キーワード3 立ち直り支援
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