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学科 | 社会学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 森 千香子 |
タイトル | バック・ステージ ??ミスキャンパス同志社運営事務局を事例に?? |
内容 | 昨今、大学ミスコンはルッキズム(外見主義)批判、性差別の観点で開催に賛否が分かれ ている。しかしながら、そのようなさまざまな声がある中で、運営としてコンテストに携わ っている学生の姿がある。彼らはなぜ、何のために関わっているのだろうか、そもそもミス コンを作り上げている裏舞台ではどのようなことを行っているのか。裏舞台からミスコン を見ることで違う視点のミスコンが見えてくるのではないかと筆者は考え、ミスキャンパ ス同志社(MCD)を事例に今回の卒業論文を構成した。実際の声をより具体的に聞くため に、筆者自身運営に参加を通して参与観察をし、スタッフにインタビュー調査を行い、分析 と仮説に対する考察を行った。 その結果、キラキラ見える表舞台の裏には年間を通じて舞台を作り続けている運営の姿 があり、そこで得られるものはスタッフそれぞれであり、ただ活動しているのではなく、「そ の先」に向けての学びや成長を感じていた。そこから、ルッキズム批判や性差別を通して見 られるミスコンとは違ったミスコンを提示した。 |
講評 | 近年、ルッキズムや性差別という観点からミスコンが取り沙汰されてきたが、筆者はミスコン団体で活動するという「関係者/当事者」の立場から、このような批判に対して疑問を抱き、「ミスコン」を異なる角度から照らし出した。それが「運営としてのミスコン」という視座だった。参与観察とインタビュー調査を通して、筆者はミスコンの舞台裏に光をあて、運営に関わるという経験が学生にとって複数の学びを提供し、就職活動における有力な要素となっていることを明らかにした。個人的な違和感を出発点にして苦しみながらも説得力ある論文を書き上げた筆者は、執筆を通して大きく成長した。 |
キーワード1 | ミスコン |
キーワード2 | 裏舞台 |
キーワード3 | 組織 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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