| 詳細 | |
|---|---|
| 学科 | 社会学科 |
| 年度 | 2023 |
| ゼミ名 | 森 千香子 |
| タイトル | 「仮放免者のセーフティネット論――難民支援の現場を事例に」 |
| 内容 | 仮放免者は、在留資格が無いまま日本で暮らす非正規滞在者である。彼らは就労禁止など生活で様々な制限が課されており、経済的に自立して生活する事が困難である。本論の問いは、様々な制限下の中、自国に帰れない事情を持つ仮放免者がどのようにコミュニティを形成して日本で生きているか、何が彼らにとってセーフティネットとなっているかを明らかにする事である。本研究では、難民支援団体への参与観察を行い、支援者と難民申請者の仮放免者にインタビューを行った。すると、仮放免者のコミュニティは本人単体だと希薄にならざるをえない状況がある一方で、支援団体との結びつきはとても強く、仮放免者の生活は支援団体に大きく依存していることが分かった。加えて、支援団体が他団体の支援と当事者を結びつけようとする支援体制によって、彼らはより範囲の広いセーフティネットを享受することが出来るようになっていることが明らかとなった。 |
| 講評 | |
| キーワード１ | 仮放免 |
| キーワード２ | セーフティネット |
| キーワード３ | 難民認定制度 |
| キーワード４ | |
| キーワード５ | |
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