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学科 社会学科
年度 2023
ゼミ名 藤本 昌代
タイトル 「なせ、人々は推し活に熱中するのか」 ー「推し活」をしている人と社会との関係ー
内容  本研究では、推し活と社会的コミュニティとの関係に着目し、アンケート調査をもとに検討した。近年推し活が話題となることが多く、推しがいるという人も多くいる。一度は耳にしたことのある「推し活」について、実際に推し活をしている側の意見も交えつつ研究を進め、推し活と社会的環境・社会的関係性に着目し、今回「推し活コミュニティ」というコミュニティやその他のコミュニティに関してなどのアンケート調査を行い、推し活が人々に与える社会的な環境を多く指摘することができただろう。推し活が充実している人は推し活コミュニティが充実している人が多く、身近なコミュニティでの心地よさ(満足度)の低い人は推し活に多くの投資を行っている傾向にあることがわかった。多く立てた作業仮設を検証しつつオタクに関する分析を行うことができた。
講評 本稿は、「推し活」という社会現象が、人々にとってどのように、どの程度、重要なものであり、それは何を意味するのかということを検討したものである。研究方法はSNSでのオンラインアンケートである。著者は推し活コミュニティへの調査協力要請で300を超える回答を得ており、推し活コミュニティの人々の結束がうかがえる調査を実施している。本調査では推し活に対する消費行動、推し活メンバーとの交流傾向を地域(都市ー郡部、居住形態(1人暮らし―家族との同居)、他の趣味、恋人とのバランス等、推し活より優先されることがどのような事項なのか、推し活に集中する人々とライトな推し活との違いなどを調べている。その結果、推し活に熱心な人々にとって、推し活メンバー同士は対面で毎日会える友人よりも重要な存在であることも少なくないということがあり、推し活コミュニティはメンバーにとってサードプレイスとして重要な場であることを明らかにしている。
キーワード1 推し活
キーワード2 推し
キーワード3 コミュニティ
キーワード4 サードプレイス
キーワード5 消費行動
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