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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | HIV 陽性者のアドボカシーとソーシャルワーク実践?松本地域のピア・アルプス活動から? |
内容 | HIV 医療は著しい進歩の中、積極的予防の時代となってもなお社会生活や暮らしにおいては、内なるスティグマや差別は残っており、さらに潜在化無意識化する恐れもある。HIV 陽性者の積極的な社会参加の場面において、排除や孤立が生じやすい社会構造や社会政策に対して、私たちはさらに敏感に対応しなければいけないと考えている。エイズ終結は、保険、開発、不公平、貧困、都市及びコミュニティにおける持続可能な開発、紛争状態など SDGs で設定されているさまざまな課題への対応と連携を図りつつ HIV 対策を進めていく統合的なアプローチによって、初めて実現が可能であると言われている。また、この疾患においては、疾患の背景にセクシュアリティ、性が関わるため当事者の抱える課題も多い。よって、ソーシャルワークの視点が求められるであろう。本論文では、HIV /AIDS 陽性者の人権とアドボカシーについて、情報の提供と医療アクセスの確保、教育、差別と偏見の撤廃の観点から述べていきたい。 |
講評 | HIV/AIDSの陽性者の人権をソーシャルワークの視点から考察した。自身の二つの実習経験を通して数年間続けて考えてきたテーマであり、そういった意味で大学の集大成をまとめることができた。ソーシャルワークのアドボカシーが人権に基づく概念であることを明確に示せたことが特に印象的で重要な視点である。ここでは長野県松本の活動を紹介し、似たような取り組みが全国的に広がることの期待を痛感させられた。こらから大学院では他の実践事例やアドボカシーのあり方の検討を深められると期待する。 |
キーワード1 | HIV/AIDS |
キーワード2 | エイズ |
キーワード3 | スティグマ |
キーワード4 | アドボカシー |
キーワード5 | |
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