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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 認知症患者のケアと支援におけるエンディングノートの在り方 |
内容 | 本論文は、高齢者社会の進展に伴う認知症患者数の増加という現実に焦点を当て、認知症患者のケアと支援の中でのエンディングノートの重要性について言及している。認知症の進行により、患者の自己決定が難しくなる中、エンディングノートは日々の思いや願望を残し、それを振り返りながら、最新の気持ちを更新する手段である。この記録が家族や医療関係者にとっては、患者の本音や希望を理解しやすくし、それに基づいたサポートを提供する助けになることで、家族や医療関係者の負担を減らし、患者が認知症の進行に伴う困難に立ち向かう上での心の支えとなるだろう。その一方で当事者の生きた証であり、自らの言葉で残すことで尊厳を守り、最期まで自分らしさを保つ手段となる。エンディングノートは認知症患者とその関係者にとって欠かせないツールであり、その役割が今後一層重要視されるべきだと主張している。 |
講評 | エンディングノートに関心をもち、その普及を推奨する卒論を仕上げた。特に着目したのは認知症患者のケアにおけるエンディングノートの活用と役割である。エンディングノートが認知症本人の意志を記録する手段であり、なおかつケアする側の家族や医療関係者にとっても当事者の尊厳を守るツールであるとの主張は説得力があり、納得させられた。当事者自身の言葉で自分の気持ちや希望、そして特に最期をどう過ごしたいのかを書き残すことが認知症者ケアをする人へのコミュニケーションでもあると同時にその人らしさを保つことにつながり、どれほど大切なことなのかを考えさせられた。この論文で得た知識を生かして、身近なところででもエンディングノートの啓発の貢献に期待する。 |
キーワード1 | 認知症 |
キーワード2 | 終活 |
キーワード3 | 尊厳 |
キーワード4 | 高齢化社会 |
キーワード5 | 自分らしさ |
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