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学科 社会福祉学科
年度 2023
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 中高年のひきこもりの増加、長期化を解決するには~ひきこもり支援策の一方で、ひきこもり者が増加する矛盾とは~
内容 以前は、ひきこもりというと若者の問題であると世間で考えられていたが、2018年度に、満40歳から満64歳までの者を対象とするひきこもりの全国調査が初めて行われたことを皮切りに、中高年のひきこもりが問題視されるようになった。今まで多くのひきこもり支援策が行われてきたが、ひきこもりは長期化し、中高年になってもひきこもり状態が継続している人が多くいる。また、学生を終え、1度社会に出て就職はしたものの、退職し、ひきこもり状態になってしまった事例も存在している。そこで本論文では、中高年のひきこもりの当事者や、今まで行われてきたひきこもり支援策に焦点を当て、現在の支援策の課題や改善策について言及している。
講評 松田基孝  中高年のひきこもりの増加、長期化を解決するには      ?ひきこもり支援策の一方で、ひきこもり者が増加する矛盾とは?
ひきこもりの中高年の増加について、その原因と課題を検討した。内閣府の調査結果と厚生労働省の資料を参考にひきこもり当事者の実態を明らかにした。そのうえで、ひきこもり支援策の歴史と現在を紹介し、改善点について考察した。中高年のひきこもりに関する情報不足、当事者に対する理解不足、早期発見、20歳?30歳代の相談・支援体制の問題、という4つの点を明確に示した。今までの支援対策の検証と今求められている支援のあり方をしっかりとまとめられた論文である。何が必要なのかは明確なのでより効果的なサポートはもはや実現可能なのではないかと期待させられた。
キーワード1 中高年の引きこもり
キーワード2 引きこもり当事者
キーワード3 支援策の課題
キーワード4 引きこもり支援策の歴史
キーワード5 当事者の事例
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