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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | ファッションとジェンダー ~ジェンダー平等の実現を目指して~ |
内容 | 2023年、世界経済フォーラムが発表した「Global Gender Gap Report 2023」によれば、各国における男女格差を測るジェンダーギャップ指数について、日本は146か国中125位であることが明らかとなった。また、今日まで約15年もの間、この指数は横ばいを続けており、改善の兆しが見えないというのが現状だ。そこで、第1章ではジェンダーギャップ低指数の原因を考察し、時代を問わず居座り続ける「男らしさ」や「女らしさ」といったジェンダー規範がその大きな要因であると述べ、続く2章、3章では改善に向けた現状の取り組みとその問題点について考察している。さらに、4章までに得られた考察の結果から、以降では、ジェンダー平等に向けた意識改革や、これまでとは違った視点からの取り組みの必要性ついて唱え、筆者独自の、ファッションを通じた新しい提案を行なっている。本稿における、ファッションを通じた新視点からの提案によって、1人でも多くの人が自由に「らしさ」を選択できる社会の実現を願う。 |
講評 | 金川晃子 ファッションとジェンダー ?ジェンダー平等の実現を目指して? ジェンダー平等の実現に向けてファッションの役割に着目したユニークな論文である。日本のジェンダーギャップ指数の低さに問題意識を持ち、様々な取り組みをしても未だにジェンダー平等の改善が進まない原因について考察したうえで、ファッションを通してジェンダー規範と潜在意識にアプローチする方法を提案している。この論文の特徴は言うまでもなく、ジェンダー意識改革のツールとしてファッションに焦点を当てたことであるが、企業やマーケティング、ファッション業界の情報を取り入れているという点である。新鮮なテーマ設定で若い世代らしい視点で独自の考察をまとめた。誰もが自分らしい生き方を選べることができ、多様な人が尊重される社会の実現に向けて様々なアプローチに関心を持ち続けて欲しい。 |
キーワード1 | ジェンダー平等 |
キーワード2 | 男らしさ |
キーワード3 | 女らしさ |
キーワード4 | 意識改革 |
キーワード5 | ファッション |
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