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学科 社会福祉学科
年度 2023
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 非行少年の背景と支援制度の課題から考えるアウトリーチの方法 ~子どもが主体の児童福祉とは~
内容 非行少年=困った子どもであるというイメージを持つ人がいるという現状がある。本論文では、非行少年の定義、少年法や刑法基礎知識をまとめた後、現在の非行少年の処遇や動向、非行少年を取り巻く環境について整理している。現在行っている支援と課題についてでは、非行少年への支援として保護司やボランティアの活動についてまとめている。このような公的機関やボランティアも含め、地域全体で協働していこうとする活動について取り上げ、地域全体で共に支え合っていくことの重要性について考えている。これから求められる児童福祉のあり方のロールモデルとして、全国こども福祉センターの活動について取り上げ、この団体で実施されている子どもへのアプローチ方法・接し方とその効果について考察している。これらを総括し、本当に意味のあるアウトリーチとはどのようなアプローチ方法なのか、また、これから求められる子ども主体の児童福祉のあり方について検討している。
講評 非行少年の問題に関心をもち、当事者主体の支援方法と児童福祉のあり方について考察した。非行少年を取り巻く環境と支援の問題点を整理したうえで、効果的なアウトリーチの実践のロールモデルとして全国子ども福祉センターの活動に着目し、新しい児童福祉のアプローチを考察し提言した。「本当に意味のあるアウトリーチ」と「子どもたちが主体の児童福祉」という結論には共感し納得させられた。児童福祉分野での実習経験もあり、大学での学びと現場での経験から得た感性と知識を活かした力強い論文を仕上げた。卒業後は公務員としても、4年間蓄積した児童福祉の理解と福祉全般の価値観を活かしてくれると期待している。
キーワード1 非行少年
キーワード2 アウトリーチ
キーワード3 児童福祉
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