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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | インドで女性のエンパワーメントを促進するには |
内容 | 現在、約14億2577万人の世界一の人口を有する国となったインドでは、多くのヒンドゥー教徒が存在する。世界に誇る多数の素晴らしい文化を持つヒンドゥー教は。昔から続く慣習や文化、伝統が現代を生きる女性を苦しめてしまっている。消えない女性への偏見やジェンダーステレオタイプが彼女たちの未来への可能性を閉ざしてしまっている。大きな経済成長が期待されているインドでは、同時に他国や国際機関からの女性への扱いに対する大きな批判も寄せられている。伝統を理由にした、性奴隷や残虐な行為が行われており、それが正当化されている社会であることが理由である。本論文では、インドでの女性の扱い方に関する実態と課題を明らかにするために、文献研究を行った。その結果、主に教育、経済、政治の観点から女性のエンパワーメントを行い、さらに女性が偏見を受けずに幸せに暮らしていくためには男性や年配の人に対する意識改革も行う必要があることがわかった。 |
講評 | インドの女性の社会的地位を阻む問題を整理し、女性のエンパワーメントに何が必要なのかについて検討した。国連の諸機関、NGO・NPOの活動を紹介し、終章では教育、経済、政治の観点からの取り組みを考察した。アメリカで育った経験から得た英語力を活用して研究に励んだことはこの論文の強みである。日本でも女性のエンパワーメントが国際的に注目されている課題であること、そして国際ソーシャルワーカー連盟について関心をもったと最後に触れている。ぜひ、その二つの点を含めてこれからも世界中で女性のエンパワーメントが進む社会の実現に向けて関心を持ち続けることを期待したい。 |
キーワード1 | インド |
キーワード2 | エンパワーメント |
キーワード3 | 女性の社会進出 |
キーワード4 | 男女格差 |
キーワード5 | 性差別 |
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