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学科 社会福祉学科
年度 2023
ゼミ名 永田 祐
タイトル 高齢者のアルコール依存症のリスクと予防、回復について
内容 現在、アルコール依存症に陥る高齢者が年々増加している。これは、高齢者に「定年退職」や「パートナーとの死別」など、特有のライフイベントがあることが原因の1つだ。仕事がなくなることで生きがいを失くし、誰も止めない状況で酒を飲むことができるようになるため、高齢者はアルコール依存症に陥るリスクが高い環境にいるのだ。
そんなアルコール依存症は陥ると、様々なリスクがある。その中でも、特に大きなリスクは「一度陥ると完治しない病気」である点だ。依存症から回復するためには、一生断酒し続けることが求められるため、依存症を「予防」することが非常に大切になる。
また、依存症に陥ってしまった際の支援法にもまだ課題がある。現在、約109万人のアルコール依存者数のなかで、約4万3千人から6万人程度しか専門治療に繋がっていない。より多くの人を治療に繋げるには、どうすればよいのか。
このような高齢者のアルコール依存症を、「リスク」「予防」「回復」の点から細かく見ていく。
講評 社会問題実習を通じて感じた問題意識を踏まえて、高齢者のアルコール依存症について考察しました。高齢者特有のライフイベントによって、アルコール依存症に陥る高齢者が増加しており、さらにその大多数は治療につながっていないという現状を踏まえ、こうした高齢者をどのように治療につなげれば良いか、またその予防について丁寧に論じました。こうした課題を理解している地域の支え手の一人として活躍されることを期待しています。
キーワード1 アルコール依存症
キーワード2 高齢者
キーワード3 自助グループ
キーワード4 孤立
キーワード5  
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