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学科 社会福祉学科
年度 2023
ゼミ名 永田 祐
タイトル 判断能力が低下した場合、高齢者はどのように資産管理を行うべきか 成年後見制度と信託制度を比較して
内容  健康寿命の伸長や認知機能の維持は、高齢者にとって自立した生活を送るうえで必須条件であり、判断能力の低下や喪失は、高齢者自身での資産管理ができなくなる可能性が高い。
 日本では判断能力が低下した高齢者の資産を管理する「成年後見制度(法定後見制度と任意後見制度)」、「信託(家族信託と後見制度支援信託)」が存在する。しかし、それぞれの制度はあまり周知されておらず、課題が多い。
 本論文では、成年後見制度(法定後見制度と任意後見制度)と信託制度(家族信託と後見制度支援信託)を比較し、制度の課題を考察し、いまある制度をどのように利用することが、本人の意思を尊重し、老後の人生を有意義で自立した生活を送るために必要かを考える。
 高齢者自身の尊厳を保ち、有意義な日常生活の持続には、社会全体での意識改革や制度の改善とともに、今後のライフプランに合わせた早期な計画が望ましいという結論に至った。
講評 判断能力が不十分な高齢者が、本人らしく暮していくために必要な財産管理について、成年後見制度、信託の各制度を比較し、それぞれの現状及び課題について比較、検討しました。制度の改善はもちろん必要ですが、同時に早い段階で自らどう生きていきたいのか準備すること、またそうした認識を社会全体が共有すべきという結論は重要な指摘です。こうした認識を広げる人材として、ご活躍されることを期待してます。
キーワード1 成年後見制度
キーワード2 任意後見制度
キーワード3 家族信託
キーワード4 高齢者の資産管理
キーワード5  
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