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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 雇用における合理的配慮について考える |
内容 | 厚生労働省が発表した「令和4年障害者雇用状況の集計結果」によると、民間企業に雇用されている障害者の数は61万3,958人で、前年より2.7%増加し、現在日本における障害者雇用率は、障害者数の実態を反映し、上昇傾向であり、民間企業においても障害者雇用は進んでいる。障害者の実雇用率は2.25%、法定雇用達成企業の割合は48.3%となっている。このような中、障害を持つ方への合理的配慮は非常に重要である。合理的配慮という概念が登場し、障害者が職務遂行上支障を抱えるのは、障害のない者を基準とする社会の側の問題(社会的障壁)であるとの認識が広まり、拡大・発展してきてはいるが、まだまだ発展の余地はあると考えられる。本論文では、現状の日本における合理的配慮提供の現状と課題を明らかにするために、文献研究を行った。その結果、社会全体がもっと合理的配慮についての理解を深めること、個別のニーズを引き出すための対話の在り方について模索することが重要であると明らかになった。 |
講評 | 障害者の就労における合理的配慮提供の現状から、今後の課題を明らかにしました。企業等に雇用される障害者の数は増えているものの、社会的障壁がそのままであれば、その能力を活かし、自己実現することは難しくなってしまいます。しかしながら、どこまでの配慮が「合理的」であるのか等、多くの課題が残っており、当事者や企業、そして行政が対話を重ねていくことが重要です。こうした理解を持つ人材として、社会で活躍されることを期待しています。 |
キーワード1 | 合理的配慮 |
キーワード2 | 障害者権利条約 |
キーワード3 | 社会的障壁 |
キーワード4 | 障害者雇用 |
キーワード5 | 対話 |
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