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学科 社会福祉学科
年度 2023
ゼミ名 永田 祐
タイトル 孤独・孤立対策の居場所づくりに地域のお寺が社会資源となる可能性―認定NPO法人おてらおやつクラブの事例からー
内容 日本社会の孤立は深刻である。たとえ今は家族にめぐまれ職場で活躍していても、失業や病気、家族関係の変化などをきっかけに、社会とのつながりを失ってしまうのではないかという不安を、多くの人が抱えている。
 居場所となりうる場所が一体どこにあるのだろうか。私が着目したのは「お寺」である。コミュニティが形成されている地域にはお寺が存在しており、今もなお、お寺の数の方がコンビニエンスストアの数を上回るとさえ言われている。
 本論文では、日本の地域コミュニティにおいてお寺が重要な役割を果たしてきた歴史を明らかにし、社会の孤立・孤独対策に認定NPO法人おてらおやつクラブの事例を通し、地域のお寺が可能性を秘めているのではないか考える。
 今後さらに日本の地域社会にお寺が貢献するようにするためには、既存の関係値を活かし、専門的知識は専門家に任せ、専門家をつなぐ役割を果たす後方支援としての立場を確立することに至った。
講評  コンビニエンスストアよりも多くのお寺が地域にあることに着目し、孤独・孤立解消のために、お寺の果たす役割について考察しました。そもそも、地域においてお寺は居場所として重要な役割を果たしてきましたし、事例として取り上げた「おてらおやつクラブ」の事例に見られるようにそのネットワークを活かすことで大きな可能性を持っていると考えられます。今後、宗教家としても地域に貢献する人材としてご活躍されることを願っています。
キーワード1 孤独・孤立
キーワード2 地域社会
キーワード3 仏教福祉
キーワード4 お寺
キーワード5 居場所
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