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学科 社会福祉学科
年度 2023
ゼミ名 永田 祐
タイトル 運転免許自主返納後の高齢者の生活において必要な支援とは
内容  運転免許の自主返納制度は、平成27年度に行われた道路交通法改正をもとに施行された。本制度の施行後、国や自治体が高齢者に運転免許の自主返納を促すための支援を行っているにもかかわらず、運転免許の自主返納は、円滑に進んでいるとはいえない現状がある。
 本論文では、免許返納後の高齢者の生活に必要な支援は何かについて論じた。先行研究を用いて運転免許自主返納後の高齢者が抱える生活課題について理解し、各市町村が行っている移動支援の事例と買い物支援の事例について検討したうえで、運転免許の自主返納が進んでいない真の理由について考察した。そして、市町村が現在行っている移動支援、買い物支援について事例検討を行い、高齢者が自主的に免許を返納できる社会にするためには、高齢者自身の社会的役割を創出し免許返納後の喪失感を軽減させること、高齢者が自動車という移動手段を失った後も自立的に生活できる支援が必要だと考えた。
講評 運転免許自主返納後の高齢者の生活において必要な支援について、移動支援や買い物支援といった生活支援と同時に、社会的役割を発揮することが重要であることを明らかにしました。確かに、買い物や移動ができることで、免許を返納することの不便さは解消できるかもしれませんが、今までできていたことができなくなる喪失感に注目することも重要です。高齢者分野での実習の経験も活かして、高齢者が暮しやすい社会に向けてご活躍されることを願っています。
キーワード1 免許返納
キーワード2 移動支援
キーワード3 買い物支援
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