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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 郭 芳 |
タイトル | 高齢者の旅行活動の現状と課題 |
内容 | 医学医術の進歩により、右肩上がりに平均寿命が伸びている日本では高齢者の余暇活動を促進させる支援が求められている。本論文では余暇活動のひとつである「旅行」をテーマに、平成26年に観光庁が実施したユニバーサルツーリズムにまつわる調査の結果を分析し、旅行実施の際に発生する問題点や高齢者が抱える懸念点と共にその解決策を明確にした。 高齢者は身体的、金銭的負担の少ない旅行を強く求める傾向があり、それらの負担を軽減する旅行支援が確立された場合、余暇活動に旅行を選択する高齢者を増やせることが研究から明らかとなった。我が国のアクティブシニアを今後一層増加させるには、高齢者向けに打たれた支援策を広めることを目的に宣伝方法を見直し、新たな工夫を加えることで、充実化させる必要があるという提案をした。 |
講評 | この論文は、高齢者の余暇活動を促進させるための支援が求められるという背景に着目し、「旅行」をテーマにした研究である。具体的には、平成26年に観光庁が行ったユニバーサルツーリズムに関する調査の結果を分析し、高齢者が旅行を実施する際に発生する問題や懸念点、それに対する解決策を検討している。 評価するところは、実証的なデータに基づいた具体的な問題の洗い出しと、それに対する具体的な提案が行われている点である。高齢者が求める旅行の条件や課題を踏まえ、身体的・金銭的負担の少ない旅行をサポートすることがアクティブシニアの増加につながる可能性を示唆している。今後期待する点としては、提案された支援策の実現可能性や実際の効果の検証に関する詳細な議論が追加されると、論文全体の説得力が向上するだろう。 |
キーワード1 | 高齢者 |
キーワード2 | 旅行 |
キーワード3 | 余暇活動 |
キーワード4 | 生きがい |
キーワード5 | 身体的負担 |
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