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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 新時代のノブレス・オブリージュと社会福祉事業についての検討 ―歴史的・宗教的背景を踏まえたうえで今の時代に即したノブレス・オブリージュの姿を探る― |
内容 | 本論文では、現代社会におけるノブレス・オブリージュの必要性とそのあるべき姿について検討することを目的として、歴史的・宗教的・実践における代表的な人物といった様々な面から掘り下げ、文献研究を行った。ノブレス・オブリージュには「持つ者」と「持たざる者」というイメージが先行しているが、ノブレス・オブリージュを文化として作り上げてきた欧米社会の道徳観に見習うべき点があるように思えたため、現在の情勢を踏まえた新しいノブレス・オブリージュの可能性を考えることにした。歴史的・宗教的背景からノブレス・オブリージュの根幹をなす理念について理解を深め、続いて実際にノブレス・オブリージュを実践した実業家である渋沢栄一と松下幸之助について文献研究を行った。これらの研究により、再び原点に立ち帰り、隣人愛を基とするノブレス・オブリージュを広く資本主義社会に浸透させることが理想的であると結論づけた。 |
講評 | 本論文では、現代におけるノブレス・オブリージュの必要性について、歴史的・宗教的・実践における代表的な人物といった様々な面から掘り下げ、文献研究により議論している。歴史的・宗教的背景からノブレス・オブリージュの根幹をなす理念について考察した。特に、歴史上の渋沢栄一と松下幸之助について例示的に議論した点は興味深い。結論として、再びノブレス・オブリージュの原点に立ち帰り、隣人愛を基とするノブレス・オブリージュを広く資本主義社会に浸透させることが理想的であると述べた。今後、論文で得た知見をもとに、自ら考える力を身に着けて検討していってもらいたい。 |
キーワード1 | ノブレス・オブリージュ |
キーワード2 | リーダーシップ |
キーワード3 | CSR |
キーワード4 | 社会福祉事業 |
キーワード5 | |
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