詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 浅野 健一 |
タイトル | 日本のジャーナリズムと権力―「8・15」新聞社説を手掛かりに― |
内容 | 日本のジャーナリズムには数多くの問題点が存在する。その一つに8月の平和報道(敗戦記念日である「8・15」の戦争と平和に関する報道を意味)が挙げられる。広島・長崎への原爆忌、終戦記念日のある毎年8月には、新聞やテレビで平和報道が最も多くなる。戦争体験者の記憶が伝えられることは、戦争の無意味さや悲惨さを伝えるという点で意義は認められるが、ジャーナリズムの機能を考えるとそれでは不十分なのではないだろうか。 例えば、日本あるいは米国の戦争責任に言及することはあっても、それに関する本質的な議論まで展開することはない。そのことが結果的に権力を擁護する報道を生み出す要因となっている。それら問題が報道されない原因を、筆者は現在のジャーナリズムと権力の関係性に求めたい。 以上の問題意識から、現在の報道を検証し、またジャーナリズムと権力との関係性を問うた。この作業を通して、メディアが平和を語る上でより重要な視点を提言できるのではないかと期待される。 |
講評 | |
キーワード1 | 権力とメディア |
キーワード2 | 平和報道 |
キーワード3 | 8・15 |
キーワード4 | 戦後 |
キーワード5 | |
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