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学科 社会福祉学科
年度 2023
ゼミ名 野村 裕美
タイトル 高齢ドライバーの事故の現状 ~高齢ドライバーの事故を減らすには~
内容 本論文では増加する高齢者事故に目を向け、減少させるための施策について論じている。初めに、日本における高齢ドライバーと事故の増加について明らかにし、2025問題を控えた今、さらなる対策が必要であるとした。現状行われている施策として、免許返納やサポートカー限定免許、敬老乗車証や乗り合いバスを挙げ、それぞれの課題を検討した。さらに、そこで明らかとなった課題に対してどのようにアプローチするべきか検討した。また、自動車を生活の必需品としている山間地域の高齢者は運転免許を返納すると、生活が成り立たないという課題がある。山間部の高齢者の移動手段確保のため、南山城村の事例を踏まえながら新たな移動手段について検討した。
 
講評 ニュースなどで頻回に取り上げられるようになった高齢者ドライバーをめぐる諸議論は、どのような意見をもって、どの立場に立つかによって、高齢者の方を守る立場にも、排除する立場にもなる繊細な課題を含む社会問題であることを実感してきています。筆者のそばにいる身内の方のエピソードや地域包括支援センターでの実習経験がきっかけとなり、「免許返納」が単なる手続きではなく、人生の最晩年である老年期という人生の時期をどのように受け止めていくのかに切り込む重要な課題であることを呈することができました。免許返納率などのデータや、南山城村における最新の事例調査により、社会問題化することにおいて丁寧な裏付けができたと考えます。
キーワード1 運転免許
キーワード2 高齢ドライバー
キーワード3 地域福祉
キーワード4 コミュニティ
キーワード5 免許返納
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