詳細 | |
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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 野村 裕美 |
タイトル | 生活保護行政の在り方 |
内容 | 日本の相対的貧困率は見過ごすことのできない状況である。その様な状況の中で、最後のセーフティーネットである生活保護制度は重要だ。しかし、現状として日本は各国に比べて生活保護捕捉率の低さが際立っている。さらに、昨今のメディアにおいても、行政側の申請者への対応の悪さが目立つ内容が映し出されることが多いように感じ、特に水際作戦については悪質な問題だと感じる。この日本の生活保護行政の問題点の原因について、事例や文献を用いて調べると、生活保護課内での指導体制・業務のローテーション制度・ケースワーカー1人当たりの業務負担量・働きやすい環境づくりについての課題点が挙がった。これらの課題点を踏まえて、インタビューを行い、行政内部の現状について調べた。得られた行政内部の実態と生活保護行政の問題点を照らし合わせ、本当に支援を必要とする人への制度が行き届くようにするためにはどうすれば良いかを考察していく。 |
講評 | 何になっていくのか、楽しみにしていた筆者が選んだテーマは、生活保護行政の在り方についてでした。多数ある文献を読み込む文献研究だけで終わるかとおもいきや、ゼミの先輩で現職の市の福祉職の方にアポイントをとり、27の質問項目によるインタビューガイドを作成し、2時間のロングインタビューを成し遂げました。頼もしく感じたのは、「水際作戦をどう思うか」と真正面から現職のケースワーカーに切り込んでいったことと、新人研修の実際などを聞き取り、どのように福祉職になっていくのかが手に取るようにわかる聞き取りができたことです。たった一人のインタビュー対象ではありますが、研究を通じて、これから仕事で連携するかもしれない先輩としっかり出会えた貴重な取り組みだったと思います。 |
キーワード1 | 最後のセーフティネット |
キーワード2 | |
キーワード3 | 生活保護行政 |
キーワード4 | 水際作戦 |
キーワード5 | |
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