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学科 社会福祉学科
年度 2023
ゼミ名 野村 裕美
タイトル 社会的孤立が生み出す孤立死問題の現状と支援策
内容 本論文では、少子高齢化が急速に進む社会の中で、高齢単身者の孤立死の問題をテーマに取り上げ、高齢者の孤立死を予防していくためにはどうすれば良いのかを考えた。日本の高齢化の現状や高齢者が単身化している現状を確認し、そのうえで、単身化した高齢者の社会的孤立のリスクについて考察している。社会的孤立についても、どのような状態の人がそのリスクを抱えることになるのか、また、社会的孤立と貧困の関係性にも言及している。さらに、孤立死の定義や日本での孤立死数の現状を確認し、高齢者の孤立死を引き起こしてしまう問題を3つのポイントに分けて考察した。そして、高齢者や孤立死の様々な現状を把握したうえで、孤立死を予防するための支援策について、様々な専門家の意見を交えて検証を行った。現行の社会保障制度や伴走型支援を取り上げ、支援のあり方について考察している。
講評 生まれながらにして、「支援」ではなく、「ともにあること」が生活の中に当たり前にあった筆者が、卒論で一体何をテーマにするのかが楽しみでした。社会的孤立に関する文献をたくさん読み込む中で、先行研究が指摘する「つながって、そこで終わる相談員」のあり様に着眼しました。ソーシャルワーカーを含む相談員がどうして孤立の再生産をしてしまうのか。自身に身に付いた価値とは相反する価値のあり様、社会構造に正面から取り組めたことは、春から医療ソーシャルワーカーになる自分自身への羅針盤作りだったのではないかと思います。問題解決だけではなく、伴走する支援がなぜ必要なのかの答えにたどりつくことができました。
キーワード1 孤立死
キーワード2 社会的孤立
キーワード3 貧困
キーワード4 伴走型支援
キーワード5  
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