詳細
学科 社会福祉学科
年度 2030
ゼミ名 廣野 俊輔
タイトル 戦争と福祉 福祉国家に戦争が与えてきた影響  戦争は福祉を発展させてきたのか
内容 近年メディアでは、戦争についての情報が日々流れている。2022年のロシアによるウクライナへの軍事侵攻以降、以前よりも戦争が情報空間で扱われることが多くなり、中でも手足や家族を失った人々、子どもたちに焦点を当てる報道をよく目にする。このように戦争と福祉は非常に近い位置にあることを改めて認識することとなった。そして、日本においても近代化の中で軍事と福祉を絡ませながら発展してきた一面が存在し、戦争と福祉が必ずしも相反する概念ではないことといえる。本論文では、戦争と福祉の関係、それが戦後の福祉国家にどう影響してきたかを明らかにするために文献研究を行った。その結果、戦後日本が福祉国家として発展する基盤として、戦争被害者たちに焦点を当てた福祉三法体制が機能していたことが明らかになった。その一方、戦争はあくまで福祉発展の契機であって戦争が福祉を発展させてきたとは言えないことも同時に明らかになった。
講評 きわめて同志社らしい、近年少なくなりつつある大きな思想を扱った労作です。その分大変なことも多かったと思いますが、最後まで努力してくれました。
キーワード1 戦争と福祉
キーワード2 福祉国家
キーワード3 福祉三法
キーワード4 戦争孤児
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.