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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 労働環境がどれだけ労働の継続に関係するのか |
内容 | 近年女性の社会進出が進んでいるといわれている。しかし、その一方で未だに第一子出産を機に約7割の女性が離職している。女性が結婚、出産後も長く働き続けるためにはどのような環境が適しているのかを調べたいと思い出産を機に仕事を辞めた母と結婚、出産後も働き続けた祖母に聞き取り調査を行った。調査を通じて彼女たちの相違点から女性の働きやすい環境は何なのかを考えた。彼女たちには様々な異なる観点があったが、この論文では特に(1)企業での労働環境、(2)通勤時間、(3)周囲、地域の環境を取り上げた。 その結果、これらの全てが女性の労働の継続と深い関わりがある事が分かった。それと同時に労働の継続が必ずしも女性にとって幸せであるというものではない事が分かった。働きたくなくても、働き続けなければならない環境、働き続けることで犠牲になるものもあるという事を知った。結婚、出産後の選択肢として仕事を辞めるか続けるかの二択ではなく、個々の労働者にあった様々な働き方を選択できるようになるべきである。 |
講評 | 女性が就業を継続する要因を探求した論文。独自に行った調査結果と種々の統計資料とを有機的に結びつけた考察が優れている。 |
キーワード1 | 育児 |
キーワード2 | 通勤時間 |
キーワード3 | 待機児童 |
キーワード4 | 家族 |
キーワード5 | パートタイマー |
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