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学科 | メディア学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 伊藤 高史 |
タイトル | インフルエンザ脳症後遺症による脳性麻痺患者のレスパイト入院実例 |
内容 | 本論文では、平成10年に厚生労働省によって開始された「在宅難病患者一時入院事業」に基づき、各自治体を主としたレスパイト入院と呼ばれる在宅ケアにおいての患者とその家族の包括的なケアを実践する制度について取り上げた。そして、このレスパイト入院に関する先行研究として、レスパイト入院の潜在需要や広報活動についての研究は見当たらなかったことから、本論文では、インフルエンザ脳症後遺症による脳性麻痺患者のレスパイト入院実例の調査、関係者へのインタビュー実施、レスパイト入院に関する地方自治体の広報活動調査をおこない、レスパイト入院制度の課題や、制度の周知を目的としたメディア活動のイメージとその要因について検討した。検討の結果、レスパイト入院に関する広報活動の印象の差が、各地域の医療設備・人員配置の偏在に関与していることが示唆されていること、これらの解決には医師などの医療従事者の養成・確保さらには各地域への配属など、地域と連携した医療体制が求められていることが明らかとなった。 |
講評 | ご自身あるいはご家族が体験している、「レスパイト入院」という、恐らくは一般的にはあまり知られていない事象をテーマをとりあげていただきました。教員も「レスパイト入院」という言葉はこの卒論ではじめて知りましたので、勉強になりました。現場で対応する医療機関の方や、サービスを受ける側の人にインタビュー調査を行い、文献調査にとどまらない卒論を完成させてくれました。全体として、ややまとまりに欠けていて論旨がわかりにくい部分もありましたが、ご自身の体験も踏まえた記述には説得力があったと思います。 |
キーワード1 | レスパイト入院 |
キーワード2 | 医療従事者 |
キーワード3 | 在宅看護 |
キーワード4 | 地方自治体 |
キーワード5 | 広報活動 |
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