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学科 産業関係学科
年度 2010
ゼミ名 阿形 健司
タイトル なぜ大卒・理系で文系職を希望するのか?
内容  不況ということもあり、大卒者の就職内定率は2009年10月1日段階で62.5%と前年度を7.4%も下回る非常に厳しい数字が出た。そのような中でも、文理別で見ると理系の内定率は文系よりも高い。不況の下、近年では技術職・研究職だけでなく、銀行・保険など金融業界でも理系の活躍の場が広がっており、理系の人材ニーズは高まっていると言える。本論文では、理系の学生でも文系職を希望する学生に焦点を当てる。一般的に技術職・研究職に就く理系の学生がなぜ文系職を希望するのか、実際にそのケースに当てはまる学生に聞き取り調査を行い、大卒・理系で文系職を希望する学生の考察を行った。結果、①大学入学後、早い段階で技術職・研究職に向いていないと判断したこと、②技術者の待遇が悪いことが理由であるとわかった。また、就職活動自体は①学業との両立に苦労していること、②面接などで話す内容が少ないこともわかり、文系の学生に比べると不利な条件の中で活動していることもわかった。
講評 大学生の就職に関する近年の一つの傾向について考察した論文。現象の背景をもう少し多角的に検討できればなおよかった。
キーワード1 理系
キーワード2 就職活動
キーワード3 学校推薦
キーワード4 専門職
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