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学科 産業関係学科
年度 2023
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル クラウドワーカーの作業時間に関する実態調査
内容 本研究では、クラウドソーシングサービスを用いて働くクラウドワーカーの作業時間や単価に焦点を当て、クラウド
ワーカーが増加している事実や、それにより引き起こされるクラウドソーシングサービスの買い手市場化について研
究した。クラウドワーカーの増加によって買い手市場が助長され、低価格競争が激しくなっている現状から、単価の引
き上げや維持ができないクラウドワーカーは、作業時間が年々増加していくという仮説を検証するために、クラウドソ
ーシングサービスである「ランサーズ」で主に活動しているクラウドワーカー2 名に聞き取り調査を行った。
調査の結果、数年から数十年はクラウドワーカーの増加に歯止めは効かず、現在よりも単価が安くなることで作業時
間も増加していくとの結論に至った。しかし、2 名への聞き取り調査によって、それらに対して有効と考えられる対策
を発見することができた。クラウドワーカーを取り巻く状況は厳しいが、新しく施行されるフリーランス保護新法によ
って状況が大きく変わる可能性は十分にあるため、今後の動向に注目したい。
講評  クラウドワーカーという働き方が物珍しかった時代は過ぎ去り、コロナ禍を経て余程の実力がない限り不安定かつ生計を維持するのも困難な状況に陥っている。それでも参入が容易である限り、過当競争は続くだろう。実際に、レッドオーシャンを生き抜いているクラウドワーカーの聞き取りには現実味があり、さらなる変化への対応策も興味深い。
キーワード1 クラウドワーカー
キーワード2 作業時間
キーワード3 買い手市場
キーワード4 低価格競争
キーワード5 クラウドソーシングサービス
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