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学科 産業関係学科
年度 2023
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル メンズ・クライシス-男性はどう生きるべきか-
内容 日本において男性の自殺者は、女性よりも圧倒的に多い。その他の男性問題として、男性性を実践するために犯罪行
為に至り、加害者になっていることが挙げられる。また、経済的に女性よりも優位であるため、男性問題は優越者の問
題として蔑ろにされる傾向がある。 本論文は、そのような危機的な状況にある男性が、今を生き抜くために自尊感情
を高めることを提案している。自尊感情は、男性性と相関関係にあることが先行研究で明らかになっている。
WEB 調査の結果、先行研究と同様、男性性と自尊感情の相関関係が明らかになった。女性においても男性性と自尊感
情の相関関係があると本論文でも明らかになっている。このことから、「男性の悩みは女性の悩みでもあるので、男性
の悩みを解決することは、女性の悩みを解決することにもつながる」といえるだろう。
本論文では、男性がどう生きるべきかについて一定の指針を示した。ただ、男らしさを押し付けたり、男性だけが幸
せになればいいという価値観は押し付けたりしているわけではない。男女共に、経済的、精神的に快適な生活を送れる
ことが重要である
講評  男性が社会で重用されるのであれば、男性性と自尊感情が正相関するのは納得であるが、先行研究からの時間の経過による変化が見出せなかった点は少し疑問に感じた。今であれば、女性性であっても自尊感情と正相関することも考えられる。そこに性差はあるのかなど、さらなる論点を想起させる内容であるため、あと一歩の踏み込みがほしかった。
キーワード1 男性学
キーワード2 男性性
キーワード3 自尊感情
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