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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 日本とイギリスの小学校教育制度-なぜ日本人教員は定時に帰れないのか- |
内容 | なぜイギリス人教員は定時に帰れている(学校で残業しない)のに、日本人教員はそれができないのか。イギリスの 学校と日本の学校では教えていることが違うのか、などの疑問から、本論文では日本とイギリスの教育制度(主に小学 校を対象とする)を比較し、様々な問題を読み解くことを試みた。 その結果、イギリス人教員よりも日本人教員の残業の多さ(業務の多さ)が目立つ最も大きな理由は、School Support Staff の存在だと考えた。イギリスではSchool Support Staff が行う業務を、日本では教員自身が行っているため、 一人一人が担う業務量が膨大になる。その分、イギリス教員は、行わなくてよくなった業務の時間を有効活用できるこ とが分かった。そこで、日本人教員の仕事量を減らすために最も効果的なことは、本当に教員がやるべき仕事なのか、 または教員以外の人でも行うことができる仕事なのかを見分けた上で、School Support Staff を導入することである と考える。 今後は、実際にどのような制度(雇用条件なども含む)を構築すべきかを、具体的に検討することが望まれる。 |
講評 | 実際にイギリスに滞在していた時の経験を踏まえて、イギリスと日本の小学校教員の働き方の違いを丁寧に比較している。イギリスではかなり分業が進んでいるようであるが、日本のように担任の先生が全般的に目配りすることの良さもある。教員以外に分業を進めるか、過重負担を避けるべく教員を増やすかは、今後の論点の一つとなり得るだろう。 |
キーワード1 | イギリス |
キーワード2 | 小学校教員 |
キーワード3 | ナショナルカリキュラム |
キーワード4 | School Support Staff |
キーワード5 | TA |
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