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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 協働のまちづくりの現状~亀岡市を例に~ |
内容 | 縮小する財政状況に対し、多様化・複雑化するニーズに行政は対応できなくなっている。亀岡市はこの社会経済変化の影響による財政状況の悪化に対応するべく、新たに協働という概念を取り入れまちづくりに取り組み始めた。これは積極的に民間、特にNPOなどの市民活動を活用し、行政の負担を軽減していこうというものである。しかし、行政の提唱する協働の概念が亀岡市の中に浸透しているかと言われれば、それは否である。協働を提唱する行政組織内部でさえ、何かしら手を打たなければ行政運営が立ちいかなくなるから協働のまちづくりに踏み出したものの、現状は手探り状態である。結果、今の亀岡市において社会的課題の解決のために活動する市民と行政の間には熱意・想いに大きな差があるように感じる。その溝を埋めるために、まずは相互に置かれている状況を認識するところから始めるべきだ。まちのために立ち上がった市民は行政の請負先として存在しようと考えているのではない。本当の意味で市民生活の満足度を高めるため互いに手を取り合っていける形を作ることが協働のスタートである。 |
講評 | 行政と地域住民や企業との協働のあり方に着目した論文。社会的企業の立場だけでなく行政の立場からの聞き取りができれば、より深みのある論考になっただろう。 |
キーワード1 | 亀岡市 |
キーワード2 | 協働 |
キーワード3 | 市民活動 |
キーワード4 | 行財政改革 |
キーワード5 | 意識改革 |
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