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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 冨田 安信 |
タイトル | 学歴が社会的地位と経済的豊かさに与える影響 |
内容 | 本稿は高い学歴を持つことが経済的に豊かになることや、社会的に高い地位につくことにどれほど寄与しているのかを中心に論じる。現在の日本では大卒者が増加して学歴による差別化が難しく、大学のレベルによる格差が顕在化している。一流大学卒業は能力の証明とされ、個人の能力や社会的地位を証明し、社会的な位置づけを示す指標となっている。日本は学歴社会だと言われており、学歴社会では地位が学歴に基づき、高学歴者が専門職や大企業に就く傾向がある。また、出身階層も影響し、親が高い学歴をもつ子供は、親と同等以上の地位を期待され、教育方針は出身階層によって異なり、その後の格差を生む要因となっている。つまり、学歴が職業や収入に与える影響は大きく、高い偏差値の大学出身者は就職が有利に働き、経済的、社会的に裕福になりやすい。一方、大卒以上の高学歴でなくても、判断力に優れていることや積極的に行動できる実務に役立つ非認知能力を高めることで、会計士など独占業務に就くために必要な難易度の高い資格を取得することで、そして、高専などで高い専門的知識や技術を身につけることで、社会的に成功することは可能であると考えられる。 |
講評 | 学歴社会は虚像か実像かを先行研究や統計データを使って考察した。学歴社会は実像であるとの結論に至ったが、スマート・ストリート能力を高めるなど、高学歴を獲得しなくても成功する道があることも示した。 |
キーワード1 | 学歴 |
キーワード2 | 収入 |
キーワード3 | 社会的地位 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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