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学科 産業関係学科
年度 2023
ゼミ名 松山 一紀
タイトル 女性雇用と企業業績の関係性 ―女性を通して日本の業績を高めていくには―
内容  本論文は、女性の活躍による国・企業側への影響について、また国・企業が今後良い影響を得るために女性を通して何ができるのか明らかにすることが目的である。
 第二章では諸外国と比較しながら、日本女性の社会進出における歴史的背景を明らかにする。第三章では日本と諸外国の労働生産性とその背景について明らかにする。第四章では女性労働者の雇用と企業業績の関係性について取り上げ、第五章では日本とスウェーデンの育児制度について明らかにし、仕事と育児の両立のための方策を述べている。
 日本は諸外国と比較すると未だに女性の社会進出は遅れを取っており、結婚・妊娠・育児などの影響により日本女性の晩婚化や地位向上の機会の減少が生じていることが考えられる。仕事と育児の両立をサポートするスウェーデンの制度を取り入れることで、女性が正社員として就業を継続できるうえ、女性労働力率や労働生産性、企業業績の向上にも繋がると考える。
講評 女性雇用の実態と現状を、16もの二次資料を用いて捉えようとした労作である。女性雇用が企業業績に与える影響を明らかにしようとしている点も、ユニークで面白い。できれば、この興味深い切り口を中心に、すなわち、山本(2014)などを中核的参考文献として据え、先行研究を洗い出し、関連研究を踏まえたうえで、女性雇用が企業業績に与える影響についての議論をさらに拡充し、深耕してもらえればなおよかった。
キーワード1 社会進出
キーワード2 労働生産性
キーワード3 女性正社員
キーワード4 育児
キーワード5 スウェーデン
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