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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 松山 一紀 |
タイトル | 大学運動部の基本的組織機能の解明 ―フォロワーシップ行動を促進する組織マネジメントの考察― |
内容 | 従来の組織マネジメント研究では主にリーダーシップに焦点を当てられたものが多かった。しかし、日大アメフト部の事件後からその問題性が指摘され、フォロワーシップの重要性がクローズアップされている。それを受け、筆者自身が所属していたバスケットボール部の実体的な組織機能の解明と部員たちのフォロワーシップ行動を促進する組織マネジメント方法を模索するために調査と分析を実施した。 分析の結果、指導者とのコミュニケーションがされていないこと、指導に対しての不満があることが明らかとなった。また、それらが部員のフォロワーシップ行動にポジティブな影響を与えていることも明らかとなった。そこで、「会話」「個人」に焦点を当てた具体的な組織マネジメント法を考案し、その有効性について検討した。 |
講評 | 松山のフォロワーシップタイプ論を分析フレームワークとして量的調査を行い、得られたデータをSPSSを用いて分析した実証研究の労作である。個人的には、「自己目標管理」という変数が、能動的忠実型フォロワーシップに対して、有意な負の影響を与えていたことが面白かった。目標に対する自覚は、能動的忠実型フォロワーが有する葛藤を小さくしてくれるのかもしれない。自身が所属しているバスケットボール部を中心として調査を行ったのだが、当初予定を下回る45の回答しか得られなかったのが残念だった。 |
キーワード1 | フォロワーシップ |
キーワード2 | 組織機能 |
キーワード3 | 自己効力感 |
キーワード4 | 満足度 |
キーワード5 | 組織マネジメント |
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