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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 松山 一紀 |
タイトル | テレワークの普及がもたらす労働環境の変化 |
内容 | 本論文では、テレワークの概要を整理した上で、テレワークがもたらす労働環境の変化について働き方、コミュニケーションと身体的・精神的健康の3つの観点から捉える。その上でテレワークが生産性に及ぼす影響とワークライフバランスに及ぼす影響を評価する。本論文は文献調査をもとに記述した。 調査の結果、現状のテレワークは生産性に負の影響を及ぼしていることが示されたものの、テレワークを実施する期間が長くなるほど労働者もテレワークに適応し生産性が向上するなど、改善する見込みが見られた。またワークライフバランスに関してはテレワークによって良い影響と悪い影響のどちらももたらされている。しかし新型コロナウイルスを機にテレワークという働き方が導入されたことが固定概念を覆すきっかけとなり、労働者のワークライフバランスに対する考え方に変化をもたらしたことが示された。 全体を通して、労働者がテレワークに多くの利点を感じており、一方でオフィス出社という働き方にも良さがあるため、どちらの良さも取り入れることができるハイブリッドワークを望んでいる様子が伺えた。 |
講評 | 膨大な数の参考文献と資料を駆使して、テレワークの普及がもたらす労働環境の変化について考察した力作である。論理的、かつ整然と整理されており、非常に読みやすくなっている。生産性及びワークライフバランスそれぞれに対する、テレワークの効果について、そのプラス面とマイナス面を浮き彫りにしており、興味深い。それゆえ、1日以上のテレワークを含んだハイブリッド型が、今後も好ましいという結論には納得性がある。もう少し具体的な事例や、聞き取り調査などがあればなおよかった。 |
キーワード1 | テレワーク |
キーワード2 | 新型コロナウイルス |
キーワード3 | コミュニケーション |
キーワード4 | ハイブリッドワーク |
キーワード5 | |
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