詳細 | |
---|---|
学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 松山 一紀 |
タイトル | 企業組織における管理職のリーダーシップについて |
内容 | 本研究は、企業組織における管理職のリーダーシップについて考えるために、リーダーシップ研究の沿革からオーセンティック・リーダーシップ、サーバント・リーダーシップ、シェアド・リーダーシップについてまとめ、考察したものである。まず、先行研究にも基づいてそれぞれのリーダーシップの定義と精査を行った。その後、フォロワーがついていきたいと思うリーダーの志、リーダーが相手を思いやる気持ち、相互の信頼関係構築という3つの観点から、経理と人事業務のシェアードサービスを取り扱う企業の管理職2人に聞き取り調査を行い、各リーダーシップ型の導入に対してどのように考えているか等、フォロワーがついていきたいと思うリーダー型を分析した。そこで、結果としてシェアド・リーダーシップが適切ではないかという声を得た。組織内でのコミュニケーションを通して、リーダーとフォロワーが互いをよく理解し合い、共通の大義・価値観・信頼関係構築・共通認識を組織内でのベースとしてメンバー全員で持つことが必要だという考察を行った。 |
講評 | これまでのリーダーシップ研究における変遷を丁寧に整理したうえで、管理職2名に聞き取り調査を行った、質的研究である。オーセンティック・リーダーシップやシェアド・リーダーシップといった比較的新しいリーダーシップ研究も取り上げられていて興味深い。また、シェアド・リーダーシップと組織との関係性を踏まえた考察には、説得力がある。調査対象者の数を増やし、もう少し深い聞き取りが行えていれば、なおよかったであろう。フォロワーシップ研究についての説明で、松山に触れられていなかったのは残念であった。 |
キーワード1 | リーダーシップ |
キーワード2 | 管理職 |
キーワード3 | オーセンティック・リーダーシップ |
キーワード4 | サーバント・リーダーシップ |
キーワード5 | シェアド・リーダーシップ |
戻 る |