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学科 産業関係学科
年度 2010
ゼミ名 冨田 安信
タイトル 財政健全化をどう進めるか
内容  日本で財政赤字の問題が大きく叫ばれるようになって久しい。1990年代初頭のバブル崩壊後、日本では財政赤字が拡大し続けてきた。少子高齢化に伴って財政支出は増加する一方で、税収は伸び悩んだ。一章では、国債について、二章では、財政赤字についてその原因と問題点を第三章では、欧州主要国での財政赤字問題と絡めて日本の問題を述べている。国債は、日本の借金であるが、建設国債では見合い資産が残る。一方で赤字国債は、何も残らず将来に対してつけを残すことになる。しかし、建設国債でも、60年で償還するというルールが実際の耐用年数とかい離しているという問題がある。ほかにも、将来世代は政策の意思決定にかかわっていないにもかかわらず負担を強いられるという問題が生じる。財政赤字の問題について、一般的には、将来へのつけを残す。経済には、クラウディング・アウト効果や財政の硬直化を招くという問題が生じる。一方で、日本の国債は、内債であり、国民から借りているため国の借金は国民誰かの資産となっているという側面があるためすぐに、問題は表面化しないという説もある。欧州主要国での財政改革について、欧州通貨統合などの外圧によって、財政改善が求めたれたという動機が大きいが徹底した在出削減と福祉に関して増税を行われている。不要なところは徹底的に削り、今後増加すると思われる支出に対しては徹底した増税で望んでいる。日本は欧州に学び財政削減と福祉増税を行う必要がある。
講評  産業関係学科では学生にどんどんレポートを書かせますが、それに慣れてしまって、「2,000字くらいのレポートなら、パソコンの前に30分も座っていれば書ける」と安易に考えてしまう学生がいるようです。そんな気持ちで卒業論文を書き始めてしまうと、学生も教員も苦労します。今年度のゼミ紹介には、「3回生のときにレポートを書く楽しさを経験してもらい、それを卒業論文の執筆につなげたい」と書いたのですが、看板倒れに終わりました。来年度はなんとかやってみたいと思います。
キーワード1 財政赤字
キーワード2 社会保障
キーワード3 税負担
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