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学科 教育文化学科
年度 2023
ゼミ名 兒島 明
タイトル 畜産による環境負荷、そして菜食の提案
内容 本論文では、国内外問わず主要産業である畜産業によってもたらされる温室効果ガス、ふん尿問題、穀物大量消費問題といった環境に与える負荷について注目し、菜食の利点や始め方を踏まえて菜食の普及に向けた提案を検討した。
畜産業は私たち人間の生活に当たり前のように深く、大きく、密接に関わっている分、目に見えないうちに環境を破壊し続けている。肉や乳製品などの動物性食品を与えてくれる家畜は個体が大きいため、その分資源を大量に使用し、場合によっては一部の人を食糧危機に追い込む事態に陥っている。そのため、菜食への転換は畜産に必要な資源を削減し、環境負荷を軽減するだけでなく、持続可能な社会を築く手段として重要である。消費者は肉や乳製品による環境への影響について認識し、菜食を取り入れる努力をするべきである。菜食の普及には個人や社会の意識の変化が必要であり、持続可能な未来を構築するために取り組むべき課題である。
講評 畜産業が環境にいかなる負荷を与えるかについて解説したうえで、その負荷を長期的な観点から持続的に軽減していくための具体的な対策として、菜食の提案を行っています。京都市内にあるヴィーガンカフェにおいて継続的なフィールドワークを行い、カフェのオーナーと関係を築きながら、無理のない菜食の始め方や菜食の継続を可能にするコミュニティ参加の意義などについて聞きとり、実践的な提案としてまとめました。
キーワード1 畜産
キーワード2 菜食
キーワード3 ヴィーガン
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