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学科 教育文化学科
年度 2023
ゼミ名 兒島 明
タイトル 女子大学生のキャリアデザインー母親からの影響に注目してー
内容 女性活躍推進により、多様なキャリアの選択肢を持ち、キャリアと家庭のバランスを個々で調整できるようになってきた。これらの変化を踏まえ、女子大学生が将来のライフイベントを含めたキャリアデザインを広い視野、新たな視点から検討する契機になっていると考えた。母親からの影響に焦点を絞り、アンケート調査・インタビュー調査を行った結果、得られた知見は以下の三点に整理できる。第一に、母親の就労形態に関わらず、大半の女子大学生が家事・育児と両立しながら、正社員として働き続けたいと考えていた。第二に、大半の女子大学生が正社員を希望しているものの、昇進意欲は低く、家庭に重きを置く傾向があった。そのため、福利厚生や勤務地を就職活動の軸とする女子大学生が多かった。第三に、母親は自分の過去の経験と照らし合わせながらも、現在の社会状況に合わせて、娘にとって最適な人生になるようキャリアに関する助言をしていた。
講評 女子大学生のキャリアデザインにおける母親の影響について、女子大学生30名へのアンケート調査と3名へのインタビュー調査により考察した論文です。母親はときにロールモデルとなり、ときに反面教師となりながら、娘のキャリアデザインに影響を及ぼしていることが明らかになりました。また、ロールモデルになれないことを母親自身が自覚するが故の助言の効果が見出された点も興味深いところです。
キーワード1 女子大学生
キーワード2 キャリアデザイン
キーワード3 母親
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