詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 冨田 安信 |
タイトル | 格差に潜むワーキングプア |
内容 | 格差拡大やワーキングプアの増大の原因は、バブル崩壊後の長期不況の影響や規制緩和による国際競争の激化、それにともなう非正規雇用労働者の急増である。ワーキングプアやネットカフェ難民に代表されるように、フルタイムで働いているのに最低限の生活さえ困難な貧困者が急増している。中高年層について言えば、会社倒産やリストラが原因でワーキングプアになってしまい、子どもの教育費や住宅ローンの返済など減らすことのできない支出のために生活が厳しくなる。また、若者については、不況による就職難が原因でフリーターやニートになってしまい、その状況からなかなか抜け出せず、その後の人生にも大きな影響を与えてします。この格差・ワーキングプアを解決するためには、企業が非正規社員を正社員化すること、最低賃金制度を改善すること、そして、政府が社会保障制度や雇用政策を充実させることが求められる。 |
講評 | 産業関係学科では学生にどんどんレポートを書かせますが、それに慣れてしまって、「2,000字くらいのレポートなら、パソコンの前に30分も座っていれば書ける」と安易に考えてしまう学生がいるようです。そんな気持ちで卒業論文を書き始めてしまうと、学生も教員も苦労します。今年度のゼミ紹介には、「3回生のときにレポートを書く楽しさを経験してもらい、それを卒業論文の執筆につなげたい」と書いたのですが、看板倒れに終わりました。来年度はなんとかやってみたいと思います。 |
キーワード1 | 格差 |
キーワード2 | ワーキングプア |
キーワード3 | 非正規雇用 |
キーワード4 | 最低賃金 |
キーワード5 | |
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