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学科 教育文化学科
年度 2010
ゼミ名 中村 百合子
タイトル 「中学生に対する図書選択の指導に関する研究―京都市立O中学校の教師と生徒への調査から―」
内容 現在「朝の読書」が全国的な広がりをみせている。「朝の読書」は「好きな本を、ただ読むだけ」ということを原則としているため、生徒たちはどんな本を読んでいいのか分からないと感じており、教師も生徒がどんな本を読んでいるのか把握出来ていないのではないだろうか。本研究では「生徒はどのような本を読めばいいのかという指導を求めているにも関わらず、教師はそのような指導を充分出来ていないのではないか」という仮説を立て、検証していく。第一章では、読書材選択に関する読書指導の先行研究をまとめる。第二章では、担任を持つ3人の教師にインタビュー調査を行い、その教師が担当する生徒たちに質問紙調査を行った。インタビュー調査と質問紙調査から、生徒たちは本を選ぶ時に、担任の教師だけでなく、図書館や図書室、学級文庫の影響を受けていることが明らかになった。これからの読書指導として読書環境の整備と、生徒たちが自らの読書を振り返ることが重要なのではないかと考えられる。
講評 独自の問題意識から,一定の時間をかけてひとつの問題を深く考えるという態度で,意欲的に卒業論文に取り組めたと思います。最後の執筆と推敲にはもう少し時間が欲しかった点は,少し残念でした。
キーワード1 「朝の読書」
キーワード2 読書材選択
キーワード3 読書指導
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