詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 「推し活」の傾向と精神的効果 |
内容 | 現在、アニメーションで焦点をあてられ、さらにはニュースでも取り上げられることがでてきた“推し”という存在についての世間の認識や「推し活」のもつ精神的影響力、「推し活」の推し対象次元別や環境別の傾向に興味を持ったため、今回のテーマを設定した。「推し活」所謂オタク活動が現代において公にされ、メディアでも取り上げられていることにも注目し、調査を行った。本研究では「推し活」のもつ精神的な影響について検討し、「推し活」による効果を明らかにすることを目的としている。これを明らかにするために推し活を現在行っている大学生6名に聞き取り調査という方法をとり、「推し活」の推し対象次元別または環境別の傾向を明らかにすると共に、「推し活」のもたらす影響についても、学習意欲、または就業意欲向上などのポジティブな効果があることを明らかにできた。現代においてさらに受け入れられつつある「推し活」をする人々である「オタク」という存在が、今後の社会において現状より偏見をもたれない存在になる可能性が大きいと考えられる。 |
講評 | 従来から「アイドル」という存在はあったが、近年は実在するアイドルに加えて非実在の対象をも「アイドル」のように接する「推し活」が注目されている。著者は、「『推し活』は単なる趣味を超えて私たちの意欲を向上させる優れた機能があるのではないか」という仮説に基づき聞き取り調査を実施した。人間だけでなくアニメのキャラクターなどさまざまな対象を「推し」ている調査対象者は、それぞれの嗜好に応じて「推し活」を行っていた。いずれも「推し活」を始める前と比べると現在は意欲が向上していることが明らかになり仮説は支持された。調査対象者が限られておりジェンダーの偏りもあるためこの結論がどれほど一般化できるかは定かでないが、示唆的な結果が得られたと言えよう。 |
キーワード1 | 推し |
キーワード2 | 推し活 |
キーワード3 | 2次元 |
キーワード4 | 3次元 |
キーワード5 | |
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