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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2023 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | eスポーツ選手のセカンドキャリア |
内容 | 本論文では、昨今急激に注目を浴びているeスポーツに着目し、「eスポーツ選手のセカンドキャリア」というテーマについて論じている。eスポーツ選手はセカンドキャリアが不安定で、リスクが高いと考えられることが多い。しかし、セカンドキャリアには「YouTuberになる」「ストリーマーになる」「キャスターになる」「チームの経営側にまわる」「就職する」という選択肢がある。「YouTuber、ストリーマーになる」という選択肢で成功するには運要素も絡むことや、キャスターの仕事のみで生活することは厳しいことから、これらの選択肢の実現可能性は低くなっていることがわかった。聞き取り調査を行った2名は、所属チームから「選手引退後もチームに残る」という選択肢が示されており、「チームの経営側にまわる」という選択肢の実現可能性は高くなっている。また、eスポーツ選手としての活動経験は、就職活動における自己PRや他者にはない経験として活用することもでき、「就職する」という選択肢の実現可能性も高くなっているということがわかった。 |
講評 | ビデオゲームが発達するにつれてそれをスポーツと見なして競技大会が行われたり賞金を競う場面が出現している。いわゆるeスポーツである。手の敏捷な動きや集中的な眼の使用が必要とされるeスポーツは選手寿命が非常に短いことが特徴である。著者は、選手生命が短いことにより一般的なスポーツに比べて一層セカンドキャリアへの着目が必要だと考えて、eスポーツ競技者への聞き取り調査によってその実態を明らかにしようと試みた。eスポーツ選手のセカンドキャリアは多様で選手引退時期が若いことから次の就職可能性も開かれているという結果が得られた。調査対象者が多ければより説得的な結論が得られただろう。 |
キーワード1 | eスポーツ |
キーワード2 | セカンドキャリア |
キーワード3 | 実現可能性 |
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